• 今あるはただ神の恵み

館腰駅までこちらの教会の大沼孝先生がお車で迎えにいらしてくださいました。

P1110344

大沼先生が初めて聖書の言葉に触れたのは高校3年生の時。
倫理社会の授業で「貧しい者は幸い」「悲しむ者は幸い」という山上の説教の言葉を知り…

「ものすごい衝撃を受けました。親からは、力の強い者やお金のある者が幸いで、そうじゃない者は惨めだと教わってきたので。でも自分の育った家庭はいつも争いがあり、お金に困ってはいなかったけど家族が憎しみ合っていました。だから『泣く者は幸い』と言われた時、自分は本当に泣いてきたんだなと思ったんです。」

そして大学1年生のとき教会へ行くようになり、参加したKGK(キリスト者学生会)のキャンプで…

「イエス様が罪を赦してくださると聞いて…。家族を殺したいほど憎んでいる自分、謝りたくても謝れない、汚れた思い、その全部が赦される、そのためにイエス様は十字架についたと聞いて、そこまでしてもらっておきながら信じないのは申し訳ないと思ったんですよね。」

そのようにKGKを通してイエス様と出会われた大沼先生。大学卒業後は銀行務めを経て後、KGKの主事として15年間、学生伝道に携わっておられました。

ちょうどお父様が車椅子のご生活になられ、KGKを離れてご実家に戻ろうかと考えていらした時に、ご実家から近い名取教会が無牧だから牧師として来ないかと、塩釜の大友先生に声をかけられたのだそうです。

震災のときは町全体が大きな被害を受け、教会員も自分たちの生活の再建で精一杯という状況の中、支援活動ができる状態ではなかったそうです。当時のこと、そして今の心境をこのようにお話しくださいました。

「ネヘミヤ記の『荷をになう者の力は衰えているのに、ちりあくたは山をなしている。私たちは城壁を築くことはできない』というような状況でした。何もできなかったことへの後ろめたい思いはあります。でも今振り返っても、やっぱり無理だったよな…と。でももっと何かできたんじゃないかとも…。」

この東北取材で、積極的に支援活動をなさっている先生、活動の拠点となっている教会もお訪ねしてきました。
同時に、それができない教会だからこそ、被災され疲れ果てて何もできなくなってしまった方々が安心して集えるという場合もあるのではないか…。きっとそれぞれに主イエスがそこに建ててくださっている教会の使命があるのではないか…。そしてまさに「悲しむ者は幸い」とおっしゃる主イエスが先生をここにお遣わしくださっている。そのように思いました。

***教会のご案内***
保守バプテスト同盟ニューライフキリスト教会仙台国際チャペル
住所:宮城県名取市本郷東六軒215-6
電話:022-384-4116
礼拝開始時刻:日曜午前10時
ホームページ http://natorinewlife.blogspot.jp/

P1110352 P1110348

***取材後期***
礼拝堂の講壇の上にキッチンタイマーが!

P1110349

大沼先生、礼拝説教が長くならないよう、いつも30分後に鳴るようにセット。鳴る前に終わるようにしているのだそうです。
これは信徒には大変ありがたいご配慮!

でも・・・残り2分になると急に早口になることもあるそうです(笑)。