今年満80歳を迎える佐々木博神父様は、その年齢を聞いて誰もが驚くほど若々しく元気いっぱい!
50年以上の司祭としての生活の中では、9年間、東京で、当時発足したばかりのカトリック中央協議会のオリエンス宗教研究所初代所長を務められたり、仙台教区の中で宮城と岩手中心に20以上の教会を回られるなど、精力的に活動してこられました。
「ようやく最近になって、司祭というものの働きがわかってきた」とおっしゃる神父様。
3つの巡回教会をご自分で車を運転してお働きをされつつ、新しい本の計画を頭の中で着々と構想しておられるとか。プロテスタントや信徒の方々とも一緒になって、その本を作り上げていきたいのだとか。
「信徒のみなさんが宣教者になれる教会へ!」
これからの教会への使命感に燃え、
「これを書き終えるまでは死ねません」と、パワフルな神父様でした。
ちなみに、カトリック十和田教会は、つい先日、聖堂が文化庁の定める有形文化財に認定!
1932年、スイスの建築家マックス・ヒンデルの設計で建てられたロマネスク様式の教会堂で、彼が日本で設計したカトリック教会の建築物は、この建物を含め四棟しか確認されていないとか。貴重な建造物です。
日本近代建築総覧にも登録されています。
取材にお伺いした7月は、暑い日にもかかわらず、ドアを開け放すと涼しい風に気持ちよさを覚える教会でした。西洋のロマネスク様式を模した木造のすてきな聖堂です。
年に何組か、地域の一般の方々が結婚式を申し込んで来られるそうです。
聖堂内にも非常に貴重なものがたくさん。
***教会のご案内***
カトリック十和田教会
住所:青森県十和田市稲生町12-24
電話:0176-23-2561