• 今あるはただ神の恵み

続いては、阪和線で熊取駅へ移動。

駅前まで二宮先生が車でお迎えにいらしてくださり、一麦南大阪教会にお伺いしました。

33年前、まだ教会が一つもなかったこの地域で伝道を始められた二宮先生。地元のお百姓さんが多く、だんじり祭で有名なこの地では、当初「教会があると呪われるから出て行け!」「自分たちにはだんじりがあればいい!教会はいらない!」と言われることも…。

でもある時、祈りの中で、そのような地での「種まき」のための教会でいいんだという思いが与えられて肩の荷が降りたそうです。
現在は十数名の方々が礼拝に集っておられ、熊取町の施設「煉瓦館」で家庭集会も行われています。

また現在、先生は98歳になるお母様の介護をなさりながら伝道のお働きをなさっています。壮絶な介護の日々の中で、ある日曜日の朝、お母様が汚してしまった床を拭きながら「自分は一体何をしているのか?介護をしているのか?伝道をしているのか?これから礼拝が始まる前になぜ自分だけが…」という思いが湧いてきたそうです。
その時、「わたしはカルバリーへの道を、あなたの経験したことのない汚れを全身に背負って歩いた」とイエス様が…。
それは、そう「語られた」というより、イエス様ご自身が先生の中を通っていかれたような経験だったそうです。
「介護という逃れることのできない重荷、それは人生そのもので、私は母を背負ってその人生を歩んでいる。そのすべてを主が十字架で救ってくださった!それを理解したというのではなく、あのカルバリーの十字架の前に今、私は立っているんだと…。あの時が私にとっての再献身でした。」
そうお話しくださいました。

実は先生は高校生の時「神様は否定しないけれど私には必要ない」と思って教会に行かなくなった時期があったそうです。その時、クリスチャンであるお母様は「教会に行きなさい」とは一切おっしゃらなかったとのこと。そのお母様が、朝早く、台所の床にうずくまり、体を揺らして祈る姿を見た時、「私のしていることは神様に対して良くないことだ」と伝わってきたそうです。

そして今、お母様は日曜日の朝、ベッドの上に座って大きな声で教会のため、そして先生のために祈っておられます。まさにお母様の祈りに先生のこれまでの歩み、そして今の献身の日々が支えられていらっしゃるのですね!感謝!

***教会のご案内***

活けるキリスト一麦南大阪教会
住所:泉南郡熊取町大久保北2-20-16
電話:072-453-1581