今回、とっても素敵な空間にお邪魔してきました。
降り立ったのは阪急・売布神社駅。
駅前の道を2分ほど行くと・・・
宝塚黙想の家の入口です。
ここからは緑の木々に彩られた静かな空間が続きます。
ちょっと変わったものもありました。
緩やかな坂道を登って行くと・・・
和風の建物が。
中もとても落ち着いた雰囲気。
今回お話を伺ったのは山内十束神父様。
山内神父様はこちらで、主に黙想指導をなさっています。また、聖書を読む前段階の準備の指導にも、とても大切なこととして取り組んでいらっしゃるとのこと。一体どんな準備なのでしょうか?
私たちは聖書を読みながら、そこに正解を求めたくなるもの。でも神父様曰く、「本当に必要なのは正解ではなく、キリストと共に生きる道を見出し、私の思いと神の御心をすりあわせていくこと。何がわかったかではなく、語りかけられることが大事」と。
わかりやすいところに自分を落ち着かせようとすることから抜け出して、神様に心を開き、自分が語りかけられていることに気づく。そのための準備なのだそうです。
「イエスが人里離れて祈ることを通して、父なる神の御心とひとつとなっていかれた。黙想はこのイエスの姿と私たちが重なる時」とおっしゃる神父様。
まさにここは、人里離れて祈るのにふさわしい空間。
ゆったりと穏やかに、静かな確信をもって語られる山内神父様。特に心に響いたのは、「聖書には、『救われない』という御心はひとつもない」とおっしゃっていたことです。
「イエスがすべての人を救い、すべての罪を赦すため、十字架で自らを差し出されたから。私たちはそれを忘れるから自分で決着を付けたくなる。その典型がユダ。そのユダすら最後までイエスに愛された弟子であった」と。
取材後、神父様が敷地内をご案内くださいました。
こちらはお御堂。
建物全体が和の雰囲気で落ち着いた空間です。
庭園も美しい。
伺った9月は緑の眩しい季節でしたが、秋には紅葉が見事だそうです。
背景の緑と神父様の佇まいがあまりにもマッチしていたので、お願いして屋外でももう1枚撮らせていただきました。
こちらでは、日帰りの黙想会が月に2回、週末の黙想会もほぼ毎月開かれています。また山の上に向かう道に十字架の道行があることもこちらの黙想の家の特徴。ただし夏場は強力な蚊(神父様曰くGパンの上からでも刺してくるそうです!)がいるのでご注意を。
宝塚にお越しの際はぜひこちらで黙想をなさってみてはいかがでしょうか。
***黙想の家のご案内***
宝塚黙想の家
住所:兵庫県宝塚市売布山手町10-1
電話:0797-84-3111