• 今あるはただ神の恵み

信州・上田といえば、真田家のお膝元。
その彼らの姿を小説に描いた池波正太郎の記念館の程近くに、こちらの教会はございます。

取材に伺った時、「ん?教会らしきものが見当たらないなぁ…」と思ったのですが、何とこちらが教会の外観です。
上田聖ミカエル及諸天使教会外観
上田聖ミカエル及諸天使教会の看板

お寺と見まごうような、和風建築の教会なのです。
外見だけじゃありませんよ。
中身も本当に素敵な教会堂なのです。
上田聖ミカエル及諸天使教会の内部2

こちらの主任牧師の下原大介司祭。
下原大介司祭
イケメンの若手の先生が、こんな和テイストの教会にいらっしゃるという組み合わせに不思議な感覚を覚えながら、お話を伺いました。

下原先生は、曽祖父が聖公会の司祭というキリスト者のご家庭にお生まれになりました。

幼い頃から「神様がいるのは当たり前」の環境だったので、自覚的に信仰を求めるようになったのは、大学生になってからとのこと。キリスト教系の大学で周りのキリスト者の姿から、「キリスト教って何なんだ」ということの探求が始まったとのことで、その探求は司祭になられてから今も続いておられるとのことです。
聖母子像

司祭になる大きなきっかけは、お母様からの一言。
「あなた、司祭にならないの?」
「お父さんが、あなたの司式でお葬式をあげて欲しいと言っているの。」
下原先生が幼い頃から病弱でいらしたお父様が息子に託したのは、ご自分の最期を送る役割を担って欲しいという願いだったのです。

下原先生曰く、「動機としては、めちゃくちゃですよね。父の葬儀をあげるために神学校行くんですから」と。
そして、晴れて司祭になって二週間後に、お父様が亡くなられたのだそうです。
その葬儀を司式をなさる中で、「神様はいる」と実感することが出来たと仰っておられました。

上田聖ミカエル及諸天使教会の内部3

ご自身、「決して信仰熱心じゃないです」と仰っておられた下原先生ですが、こんな風にも仰っておられました。

「神様を体験するって、一回で十分なんじゃないでしょうか。それがあれば、後の人生を捧げていけるんです。」

静かな力強さの背後には、その「一回」があるのだと思わされた取材でした。

日本聖公会上田聖ミカエル及諸天使教会
牧師:下原大介
住所:386-0012 長野県上田市中央3-16-1
電話:0268-22-1361 ※兼、聖ミカエル保育園
教会HP:http://www.st-michael.jp/church/index.html