• 今あるはただ神の恵み

 


4件目におたずねしましたのは、日本聖公会中部教区 新生礼拝堂。

長野電鉄長野線を使って小布施へ。戸隠などと比べると若干知名度は落ちますが、根強い人気を誇っている観光地です。まちのキャッチフレーズは「栗と北斎と花のまち」。教会に向かう途中ですれ違った栗菓子の専門店の前には、たくさんの観光客が列を連ねていました。

お話をしてくださったのは金先生。韓国のご出身で、牧師のご主人に連れ添い日本へやってこられました。しかし、それは全く自分の思いとは違っていたそうで、「最初その計画を聞かされた時は泣きました!!」と笑いながらおっしゃられていました。

しかし、そのイヤな(笑)日本で、転機がありました。転入先の名古屋の教会で開かれた歓迎会。折しも、ある女性司祭の送別会のタイミングと重なったのだそうです。先生はその方のお隣に座っていろいろな話を聴きました。

韓国での学生時代、なかなか女性が司祭として認められない難しさを目の当たりにしてきた先生。ミッションスクールで宣教の学びをしながらも、夫を支えるだけで自分の働きとしては充分だろう、と思っていました。しかし、その女性司祭のある言葉に心動かされます。「一人の人生のうまれる瞬間から、亡くなる瞬間の大切な場面に立たせてもらう、本当に祝福の多い歩みでした。」

名古屋の教会で過ごしたのは一年でしたが、そこでの交わりを通して先生は大きく変えられ、牧師への道を本格的に歩みだされました。韓国に帰ると皆に苦労してるでしょう?と聞かれるそうですが、先生は「韓国も日本もおんなじ人が住むところですよ」とお答えになるそうです(笑)。

 

隣の新生病院のチャプレンとしても精力的に働かれておられる金先生。カナダ人宣教師たちの働きから始まった80年の歴史をふまえつつ、今後はより教会と病院の働きを同じ方向付けにしていきたいというビジョンがあるそうです。「教会の人だけではなく、地域の人にも」。真に開かれた教会を目指されていました。

 

日本聖公会中部教区 新生礼拝堂
司祭:金善姫

集会案内:
主日礼拝             日曜10:30~
平日礼拝             参加ご希望の方はお電話をお掛けください
女性の聖書勉強会(かえでの会) 第四水曜日14:00〜

住所:〒381-0201長野県上高井郡小布施町851(小布施駅より徒歩15分ほど、新生病院隣)
電話:026-247-5319