• 今あるはただ神の恵み

大阪市中央区のオフィス街のどまんなか。
高層ビル群の中に、こちらの教会はありました。

お伺いした時は、雨がかなり降る中。
そんな中でも、教会でお出迎え下さったのが、こちらの伝道師である吉浦先生です。

吉浦先生は、長崎県佐世保市のご出身。
とはいえ、ご結婚と同時期に大阪に来られて、それ以来ずっと大阪住まいということです。

社会人として働く中で、様々なことを思うことがあり、近くに教会があることを知っておられた先生は、「よし、教会に行ってみよう」と思われたとのこと。

けれども、そのあるはずの教会が、いつの間にか無くなっていた!
近所の人に、「無くなりましたよ」と言われた先生の心に浮かんだ思いは、
「よし、何がなんでも教会に行ってやる!」と。
その後、別の教会に行くようになり、洗礼に至ったとのことなのです。

神様って、本当に不思議に人を導かれるのですね・・・。

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信仰を持つようになられてから、信仰の学びのために、いろいろな神学書を読むことが多かったとのこと。
けれども先生は、「自分が伝道者になるなんてとんでもない!」とずっと思っていらしたそうです。

「信仰の学びはしたい。けれども、伝道者はちょっと・・・」という思いの中でいらした時、
ある教会の姉妹から、信徒伝道者になるための学校を推薦され、
というより、半ば強引にそこに入学させられ、新しく学びを始められた吉浦先生。
最初は、どちらかというと知的関心が勝っていたそうですが、
学びをするにつれて次第に思いが定まっていったそうです。

そしてある時、ご自身のもやもやを、その教会の姉妹に相談した時、
後日こんなメールを頂いたのだそうです。

「昨日、あなたと話をしていて、やはりあなたは神様にお仕えすべき方ではないかと感じました。そう思ったので、『いつか』ではなくて、『今』言いますね。」

背中を押されるようなメールを頂いたその翌日、
教会からの連絡で、その姉妹が突然亡くなったと知らされた吉浦先生。

まさに、『いつか』ではなくて、『今』語られた励ましで、先生の伝道者として歩みが始まったのですね。

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吉浦先生が今仕えておられる教会は、1882年創立の伝統ある教会。
しかし、都心ならではのドーナツ化現象や高齢化などによって、教勢としては厳しい状況が続いているとのことです。

「きっと神様を求めている人がいる!」と集会を開いても出席者ゼロが続き、
正直自信を無くしていたころ、一人の参加者からこう言われたのだそうです。
「教会のことは、ずっと気になっていたんですよ」と。

教会の前を通り過ぎるだけのように見える多くの人たち。
礼拝堂に入ってこなくても、けれども、気になっている人はいるのだ。
そう気付かされ、励ましになっていると先生は仰っておられました。

取材日:2016年2月13日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

***教会のご案内***
日本基督教団大阪東教会
伝道師:吉浦玲子
〒540-0027 大阪市中央区鎗屋町1-4-9
電話:06-6941-6490
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