• 今あるはただ神の恵み

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次の取材先へは西鉄バスで向かいました。バス停で一緒に待っていた人も口々に「寒い」と。ようやく来たバスにまさに飛び乗り、いざ次の取材先である日本聖公会小倉インマヌエル教会へ!最寄りのバス停は砂津。教会はそこから徒歩5分ほどのところ、すぐ近くにはYMCAがあります。

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小倉インマヌエル教会は創立1893年英国人宣教師ジェームス・ハインドによりひらかれた歴史ある教会です。

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お話を伺ったのは韓国から来られた李相寅(イ・サンイン)先生。今回の取材お二人目の韓国の方。

resp160621_21 李先生のご実家はクリスチャンホームでない一般のご家庭とのこと。けれども、高校生の頃から教会に行くようになったのは、「自分はなぜ生きているのか。自分はどう生きたらよいか」という思いを抱えていたからではないかと。受洗は兵役中の21歳のときで、復学した際には大学で学ばれていた工学の道へは戻らず、聖公会の神学校へ。というのも、民主運動に関心があり、そのため「解放の神学」を学ぶため、門戸を開いていたのが聖公会の神学校だったそうです。ちなみに、解放の神学とは、Wikipediaによると「特に社会正義、貧困、人権などにおいてキリスト教神学(概ねカトリック)と政治的運動の関係性を探る傾向を持つ」神学。ただ、今ではやはり「生と死」の意味を主イエスの中に見つめることに関心が戻って来られたと笑いながら話してくださいました。
神学校を出られてからは、シニアクラブなるところで高齢者の社会参画を働きながら学ばれていたのですが、先に大分で宣教師として働かれていた方の誘いもあって日本に来られたそうです。
韓国の方が日本に来られるのに戸惑いや躊躇いは?との質問をしたのですが、李先生はやはり、「命と死」の問題に国境も国籍もあまり関係ないと即答。教会が礼拝、そして聖餐で最も大切にしているのは、自分の死をそこで確認し、イエスの命をそこで頂くことではないかとも。
それでも「死」をなるべく考えないようにするのは、日本も韓国も変わらないということで、「韓国でも(この話題をすると)あまり人気がなかったのですよね」と苦笑されていました。

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そんな李先生がおられる小倉インマヌエル教会は礼拝堂に隣接した納骨堂を一般の方にも利用頂くように案内をしているとのこと。それは、李先生がお話されていた教会が見つめる私たちの「命と死」の意味、つまり主イエスの十字架の光を多くの方と分かち合いたいという願いなのだと思わされました。ちなみに身寄りのない方などの納骨も無料で引き受けておられ、毎週の礼拝の際には納骨堂の扉を開いて、一緒に礼拝に与っておられると話しておられました。

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FEBCでも「老いと死」シリーズとして特別番組などで取り上げてきた信仰の視点を大切にされようとしている教会、そして李先生との出会いを主に感謝しつつ教会を後にしました。

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日本聖公会小倉インマヌエル教会
住所:福岡県北九州市小倉北区鍛冶町2-3-9
交通案内:西鉄バス「砂津」停留所より徒歩5分/JR小倉駅より徒歩15分/モノレール平和通駅より徒歩10分
電話:093-551-0006
牧師:李 相寅(イ・サンイン)
教区HP内:http://www1.bbiq.jp/d-kyushu/kokura/
集会案内
・主日礼拝 毎日曜日午前11:00~
・日曜学校礼拝 毎日曜日午前9:30~
・英語礼拝 毎日曜日午後6:00~
・朝祷会(朝の礼拝) 毎水曜日7:00〜
・聖書を味わう会 毎水曜日10:00〜
※その他、バザーや音楽会(クラッシクコンサート)などが企画されるようです。詳しくは教会まで。

取材日:2016年2月29日(最新の情報は教会へご確認ください。)