大分駅近く、官庁街や繁華街に隣接したところにある素敵な礼拝堂は、日本福音ルーテル大分教会です。
正面から見ると、こんな感じなのですが、実は上から見るとすごいんです!!
教会のパンフレットには、会堂を上から見た写真が!ユニークな八角形をしています。聖書に出てくる山上の垂訓の「八つの至福」を表しているのだそうです。
淀橋教会や鎌倉雪ノ下教会などの有名な教会と同じ、稲冨昭氏による設計の教会で、とっても素敵です。
牧師の野村陽一先生に、教会のことをいろいろと教えていただきました。
八角形の礼拝堂の中はこんな感じ。
正面の十字架は、「復活」を表していて、(写真ではわかりにくいのですが)背後に金色が輝き、聖霊が降ることを示しています。
この礼拝堂の素晴らしさは、何と言っても、音の響きです。
全国トップレベルのホールと同等の響きを持つこちらの会堂は、オーケストラ、音楽家の皆様から大好評をいただいており、土日を中心に年間30回に及ぶコンサートが開かれています。まるでオーケストラの中心で聞いているような演奏は、演奏者にも、聴衆にも、他では味わえない感動を与えます。年間2000人以上もの方がこの教会を訪れます。
なんと次の年まで予約が入っているそうです。
こだわりは、それだけではありません。
野村先生のお写真の背景も障子でしたが、ホールには和の要素が取り入れられています。
私も、取材(お仕事)でお伺いしているはずなのに、居心地の良さに安らぎをじわじわと感じていました。
和だけでなく、教会堂のあちらこちらにこだわりが・・・
ドアの取っ手には、イクソス(キリスト教会のシンボル)やマタイ・マルコ・ヨハネ・ルカの4人の福音書記者が・・・
ホールには、キリシタン時代の瓦も展示されています。
大分の地に建てられたキリスト教会として、古くからの伝統を感じながら、今の時代を大切にしつつ、明日へ向かって歩み続けています。
牧師の野村陽一先生は、5歳の時に、ご家族みんなで受洗。
福岡生まれ、鹿児島育ち。東京、名古屋での学び・牧会を経て、13年前(2016年現在)よりこちらの教会の牧師をなさっておられます。
取材日:2016年5月11日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。
***教会のご案内***
日本福音ルーテル大分教会
牧師:野村陽一
〒870-0022 大分県大分市大手町2丁目3−25
電話:097-535-1596