• 今あるはただ神の恵み

取材も中盤の3日目。この日は日南方面、串間まで少し遠出の取材でした。
朝早いJR宮崎駅6:48発の各駅停車にて、先ずは日南駅まで向かいました。途中通学に利用している学生と一緒になりながら、凡そ1時間半で日南駅に到着。


駅前のロータリーには「天正遣欧少年使節」の一員として知られる伊藤マンショの像がたっており、キリシタンの足跡が各地で残る九州ならではの発見です。
駅近くのハンバーガーショップで、教会への取材時間までの時間調整を兼ねて朝食を取り、宮崎交通の「油津」行きのバスにて最初の訪問先である日本基督教団飫肥教会へ向かいました。

最寄りのバス停の「広木田」で下車し、道なりに歩くこと約3分で、幼稚園を併設した飫肥教会に到着しました。伺った時には、ちょうど子どもたちがすでに元気よく遊んでいて、元気なその声を聞きながら、取材をはじめました。

お話を伺ったのは主任牧師の浦上結慈(うらかみゆうじ)先生です。浦上先生はFEBCでもかつて長くご出演くださった金井由信先生が牧師をしていた日本イエス・キリスト教団明石人丸教会のご出身とのこと。ただし、浦上先生はその前の道城牧師のもとで受洗されたそうです。
その後、牧師子息も学ばれていた新潟の敬和学園で学ばれ、神学校は関西学院大学に進まれました。先生ご自身は福音派のルーツがありながらも、敬和や関学でキリスト教を知っていったので、その後日本キリスト教団に移られて、愛媛県の宇和島で牧師としての歩みを始められることになりました。11年の宇和島での牧会のあとで、姫路の教会に行かれるのですが、ちょうどその時に阪神大震災が起こり、支援の活動を続けながら、姫路、そしてその後大阪で牧師として働かれる中、心身に疲れを覚えて、ここ宮崎に拠点を移されたそうです。それだけ、牧師の働きの大変さや責任の重さを感じました。

ここ飫肥は、温暖な宮崎ということもあってか、浦上先生はこちらに来られて良かったとのこと。「胸のつかえがとれた」思いがするとも。それでも、都会とちがって、地元に残る人は長男やその家族が多く、家の墓を守る意識が強い方が多いところ。教会に来られる方も外から来る方が多く、幼稚園での関わりを大切にすること、とくに家族ぐるみでいかに関わっていけるかが、一番の課題とも話しておられました。「実際は困難が多くできない事のほうが多いですけれど、それでも訪問などを続けていきたい」という言葉に先生の思いを深く感じました。

そんな浦上先生が牧師をされる飫肥教会は創立120年を迎えた歴史ある教会です。キリシタン禁止の高札が撤去されてから20年ほど後に同志社大学出身の牧師の伝道のがここ日南でも行われ、その働きの中で生まれた教会です。


また、飫肥自体も全国各地に残る小京都の一つで、飫肥藩の城下町としての風情が町並みに残っています。とても素敵なところですので、訪れた際には、日曜日の礼拝に参加されてはいかがでしょうか。(といっても、私も時間がなく通り過ぎただけなので、ぜひ再び!)

日本基督教団飫肥(おび)教会
住所:宮崎県日南市飫肥3-2-20(駐車場あり)
交通情報:JR飫肥駅から徒歩10分または宮崎交通「広木田」バス停より徒歩3分
電話:0987-25-1454
牧師:浦上結慈(うらかみゆうじ)
教区HP内:http://qsyu.tank.jp/miyazakichiku/obi.htm
集会案内
・主日礼拝 毎日曜日 午前10:15〜
・教会学校 毎日曜日 午前9:15〜
・聖書研究祈祷会 毎水曜日 午前10:00〜
※他、バザーや音楽礼拝+ミニコンサートも。詳しくは教会まで。

取材日:2016年5月14日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。