• 今あるはただ神の恵み

この日、最初の訪問先はカトリック宮崎教会です。JR宮崎駅から歩くこと15分。2015年に少し離れたところから移転されたばかりとのことで、住宅街の真ん中に突如大きな敷地に立つ真新しい礼拝堂が出迎えてくれました。

檍(あおき)小前のバス停

ちなみに、バスだと西中、上西中、檍(あおき)小前の各バス停より徒歩5分で教会に行けるようです。ただし、本数が少ないので、ご利用予定の方はぜひ事前に教会へお問い合わせください。

お話を伺ったのは、主任司祭の吉田繁神父。教会員の方も加わって楽しい雰囲気の中で取材をはじめました。

宮崎教会の歴代の神父さまたち

カトリック宮崎教会の創立は1891年。パリミッションの宣教の働きで開かれたとのことで、当時は鹿児島県の奄美や長崎などから明治になって入植した多くのカトリック信者が集われていたそうです。その後、サレジオ会の指導のもと、社会福祉活動を積極的にすすめ、現在イエスのカリタス修道女会が宮崎で行っている福祉事業の礎に、宮崎教会が深く関わっていくことになったそうです。
ただし、現在ではその歴史を知る信者の方も少なく、吉田神父様はじめ教会の方々ももう一度自分の教会の歩みを学ぼうとされているとのこと。

教会の3度の移転を記した地図

というのも、主イエスを日本に伝えるためには、まず困っている方々を助けようという先達の信仰は、今の時代にあってもとても大切なことだと吉田神父様はお話くださいました。
特に、子供の貧困にこれからどうやって教会として取り組んでいけるかを皆で話し合っているとも。

そんな吉田神父様は長崎・平戸のご出身。小学校卒業後、小神学校に進まれましたが、神父になろうと決心されたのは、大神学校に入られてから。神学校に入っても神父に実際なる方は少ないという中で、今あるのは、教会や家族の祈りがあったからとも。
そして、神父様に大切にしたいことを伺うと、「イエス・キリストの生き方をいかに具体化していくか」というお答えが。そして、信者の方はすでに社会の中でボランティアなどを通して実践していて、それを信仰のわざとして教会の方が思いを一つにできればと語ってくださいました。

実に愛の実践を大切にされるカトリックの信仰を感じる取材でした。

最後にここ宮崎教会の礼拝堂のステンドグラスは阪神淡路大震災で被災した神戸の旧中山手教会の礼拝堂に使われていたもの一部とのこと。震災で被災したステンドグラスが、今は宮崎で祈りの家に神の光を注いでいる…そんなことを思いながら、教会を後にしました。

カトリック宮崎教会
住所:宮崎県宮崎市吉村町北中甲1238-1
交通情報:JR宮崎駅から徒歩14分
電話:0985-27-6662
牧師:吉田繁
HP:http://www.miyazakicatholic.com/
集会案内
・主日ミサ
毎土曜日 午後6:30〜
毎日曜日 午前7:00〜、午前9:30〜
・平日ミサ
平日(金曜日を除く) 午前6:30〜
毎金曜日 午後7:00〜

取材日:2016年5月15日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。