• 今あるはただ神の恵み

再び戻ってきたJR東室蘭駅前のバス停から、この日2つ目の取材先、日本同盟基督教団伊達福音教会に向かうバスに乗りました。


伊達福音教会は、地名からもわかるとおり、仙台伊達家の分家である亘理伊達家の旧藩士により開かれた街です。アイヌ語由来の地名が多い北海道にあって、いくつかある入植者の出身地に由来する地名の中の町でも、異色なところとも言えます。
だからか、北海道は珍しい江戸時代を意識した屋根瓦の建物やそれを模したものがちらほら…

最寄りのバス停は道南バス「網代町」。そこから徒歩3分ほどのところにある伊達福音教会は、
1958年創立の教会。スウェーデンからの宣教師によって開かれたとのこと。2004年には属していた日本聖書福音教団が同じスウェーデンミッションのルーツを持つ日本同盟基督教団に統合されたのを機に現在の形に。前任の牧師の時代からゴスペル音楽と子供向けのプログラムに熱心に取り組んでおられるとのことで、毎年夏に行っているゴスペルライブには教会の内外から多くの方が参加されているということですから、福音宣教のひとつのあり方としてゴスペル音楽の力強さを感じます。

 

出迎えてくださったのは、牧師の三浦称(たたう)先生。お名前から想像するとおり、クリスチャンホームで育った三浦先生は埼玉県新座市のご出身。高校でサッカー部に入ったのを契機に、教会から距離が…。そこに転機が訪れます。高校卒業後、信頼していた人が実は詐欺師であることがわかり、裏切られたという辛い経験をされたそうです。人間不信の闇の中、助けを求めたのは17歳の時にプレゼントされた聖書のことば。幼い頃よりよく知っていた物語が、全く違う響きを持って自身に届いたそうで、自分を中心に人を見ることしかできない自分の姿を気が付かされたと。そこから教会へ戻るも、先生曰く「罪にどっぷりつかっていた」人間にとって、キリスト者になることには抵抗が…。そんな時に教会修養会の中で、父親に初めて心を開いて自らの悩みを打ち明けたところ、「イエスの救いは罪人のため、お前のためのものだ」と言われ、キリストに自らの重荷を下ろすことができたそうです。その後受洗へ。
教会建築を夢に、建築を学ぶために専門学校さらに米国への留学へ。留学先の日本人教会で日本人が福音を信じるところを目の当たりにされ、牧師の働きの尊さに改めて気が付かされ、牧師になるべきか祈り続けておられた中で、先生の背中をいつも押してくれた父親が胃癌に。神からの招きと信じ、帰国して父親を天に送られてから、神学校、そして伝道師、牧師の道に歩まれました。

こちらの教会へは2010年に来られた三浦先生。仙台藩ゆかりの町という結束の意識が感じられる伊達にあってゴスペルや子供へのアプローチなど教会が今まで積み上げてきた働きを大切にしながらそれを支える牧会をしたいと語ってくださいました。

取材日:2016年5月26日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

日本同盟基督教団伊達福音教会
住所:北海道伊達市鹿島町59-23(駐車場あり)
交通情報:JR伊達紋別駅から徒歩13分、道南バス「綱代町」停より徒歩3分
電話:0142-23-3506
牧師:三浦称(たたう)
HP:http://dategospelchurch.jimdo.com/
集会案内
・主日礼拝 毎日曜日 午前10:30〜
・教会学校 毎日曜日 午前9:00〜
・祈祷会 毎水曜日 午前10:30〜、午後7:00〜
・スペシャルDate Kids Club(子供向けプログラム) 毎月1回(土曜日)※
・まれっぴークラブ(稀府地区子供向けプログラム) 毎月1回(土曜日)※
※子供向けプログラムの詳しい日時は事前に教会へお問い合わせください。この他、年1回ゴスペルライブなども企画されています。

教会を後にしてから、再びバスにて伊達市郊外にある蟠渓温泉に宿をとり、明日への英気を養いました。