• 今あるはただ神の恵み

長浜市での取材を終え、近江八幡市にて取材をしてから、滋賀県取材の最終日。
再び、近江鉄道に乗って、八日市市へ参りました。

スマホの地図を頼りに場所に向かうと・・・保育園の裏手が目の前に。

「あれ、教会は・・・」と表に回りますと、保育園の看板と教会の看板が一つになっています。

左が「めぐみ保育園」、右が「八日市教会」

そう、こちらの教会は、敷地からいえば、保育園の中にある教会なんです。

こちらが礼拝堂

こちらの牧師先生は、川上信先生。

教会のなりたちについて、教えてくださいました。
近江兄弟社の支援のもとに託児所が始まり、その敷地内に礼拝堂と園舎とが共同のようなかたちで始まったのが、この教会の歴史の第一歩でした。その教会の最初の牧師が、川上信先生のお祖父様でいらっしゃいます。

この地域の中では、最も歴史のある保育園として知られ、また信頼されているこの場所。保護者の方にも、「ここはキリスト教の保育園です」ということをご説明した上で運営を続けておられる中で、常に定員いっぱいのお子さんがいらっしゃるとのことです。ここでも待機児童の問題というのがあるのですね・・・。

この保育園の園長先生でもあられる川上先生に、「今のお子さんたちはどうですか?」と伺いますと、「子どもが変わったと言われますが、実は、大人たちが変わったことで、子どもたちが影響を受けているんだと思います」と先生は仰います。例えば、「指示待ち人間が増えたと言いますが、それは、大人が上手く説明出来ていないがために、それに子どもたちが振り回されているだけのような気がします」と。
うーん、確かに。子どもたちの問題は、結局は、大人の問題ということである訳ですね。。。

そして、「子どもから教えられることが多いです」とも先生は仰います。
「何かのメリットが無いとやらないというような『唯物的』な人間関係が多いのが大人の世界ですが、子どもたちはそうではないんですよね。そういう姿から、しがらみと打算の中で生きている自分たちのありようを見透かされているというか、感じさせられますよね。」
こちらも、確かに!

園舎と園庭はこんな感じ

そして、保育園だけではなくて小学校に上がってからの子どもたちが放課後の時間を過ごすための「学童保育」の場として、教会学校に来ている子どもに向けて、この教会は開放されています。
なんと、30人位の子どもたちがいつもこの場所に集っているとのこと。凄い!
先生曰く、「礼拝堂を学童保育の場所に使うことには、いろんな意見があるかもしれません。けれども、私達教会は、神様のもとに子どもたちがいつも来ているということが大事だと思っているんです」と。

取材当日の礼拝堂
礼拝の時はこんな感じで整然としています

 

 

 

 

 

 

 

 

牧師としてのお働きを続ける中での想いを、川上先生は大変率直に仰ってくださいました。
「正直、僕も牧師として、説教で何を語っていいか分からなくなる時がある。だから信仰も、評価主義というか、『こうしたら、こうなる』ということではないと僕は思う。僕も、神様を信じ切れない時期があった。それなら、教会に集まってくる他の人もそういう人がいるだろう。それをお互いに認め合える教会になっていったらいいと思うんです。」

「ここに、この場があることが大事だと思うんです」と、先生は最後に仰ってくださいました。
この八日市の場に、キリストの福音を証しする教会が立てられているということ。そのことに仕えておられる先生の信仰の姿勢を伺った取材でした。

取材日:2016年7月11日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

日本基督教団八日市教会
住所:滋賀県東近江市八日市町3-23
交通案内:近江鉄道『八日市駅』から徒歩10分
電話:0748-22-0659
牧師:川上 信(かわかみ・しん)
集会案内
・主日礼拝 日 10:15〜
・教会学校礼拝 日 ※時間は教会にお問い合わせください。