• 今あるはただ神の恵み

最初にお訪ねしたのが、こちらの日本基督教団福野伝道所。
『福野駅』から、昔の街の雰囲気を少し感じる通りを抜けて、歩いてすぐのところにありました。

こちらの教会の歩みは、カナダ・メソジスト教会の宣教師の方の伝道の実り。宣教師の方が近くの料理屋の二階で始めた伝道が、まずは幼稚園という働きとなり、そして礼拝堂設立とつながっていきました。
現在の場所に幼稚園と教会の土地を得て、建物が建てられたのが、1935〜36年。ですから、もう80年以上の歴史がある教会です。

ただし、その歩みには多くの苦闘がありました。特に、専任の牧師がいない時代が長く続き、近くの教会の牧師の協力によって礼拝を守り続ける時代が比較的長く続きました。
そのように、専任の牧師を招くことが難しかった理由の一つとしては、当時はキリスト教は「邪教」として扱われ、この地での伝道が大変困難であり、小さな群れであったこと。
しかし、そのような中でも、信仰の燈火は灯され続けて、今日まで教会の働きが続けられています。

その厳しい伝道の歩みをしてこられた教会に着任されたのは、吉川光太郎先生。

教会の牧師、幼稚園のチャプレンとしてご奉仕しておられる吉川先生。
伝道の難しい土地柄であるからこそ、二つを一つのこととして進めていくことが重要だと仰っておられました。特に、幼稚園の働きを通して、地域への信頼が得られていることは非常に大きいともおっしゃいます。

吉川先生は2015年4月から、こちらの教会で奉仕しておられます。
東京で生まれ育った吉川先生にとっては、この地は全く別の土地ではあります。しかし、神学校で神学生をしていた頃から、地方伝道を志しておられたとのこと。
「若さというのが、今の自分に与えられている賜物であると思うので、それを最大限に神様に用いてもらいたいと思って」と真っ直ぐに仰ってくださったのが、大変印象的でした。

「ここでは『泥臭い伝道』が出来ます」と先生はおっしゃいます。
生まれ育った東京とは違い、日曜日にも教会の周りに歩いている人など殆どいないこの地。そこで伝道するにはどうしたらいいか。
「それは、自分から出て行って、地域の人間関係の中で出会って伝えていくことです」と先生はおっしゃいます。中でも、最近出来た行きつけのカフェで、そのマスターやお客さんに御言葉を伝える機会が出来はじめているとのこと!そのように、自分から一歩出て行くことは、なかなか出来ることではありませんが、吉川先生は本当にアクティブな伝道スピリットあふれる先生だと感じます。
先生はおっしゃいます。「自分の足で伝道の広がりを感じるというのは、地方ならではないかなと思います」と。

取材日:2016年8月19日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

日本基督教団福野伝道所
住所:富山県南砺市福野1071
交通案内:城端線『福野駅』から徒歩5分
電話:0763-22-2530
牧師:吉川光太郎
集会案内
・主日礼拝 日 10:00〜11:15
・教会学校 日 8:30〜9:45
・聖書研究・祈祷会 水 19:30〜20:45