• 今あるはただ神の恵み

この日は夕方から金沢でミーティングがあり、取材を一つで済ませるゆったりしたスケジュールで、楽勝のはずだったのですが…大変な一日となってしまいました。

昨日同様朝から晴天。炎天下の取材ではどの道を行くか、待ち時間の凉をどこでとるかが重要です。予め地図とにらめっこしながら、ルートを決めてこの日の訪問先である聖書教会連盟金沢西聖書教会に伝道師の丹羽正栄先生をお訪ねしました。
JR金沢駅から北陸本線で福井方面へ。最寄り駅は「野々市」という駅になります。そこから、小さな川沿いに遊歩道があり、そこにある街路樹の木陰に隠れるように歩くこと10分位で教会の裏手に着きました。

丹羽先生は石川県七尾のご出身。キリスト教との関わりは、20代前半の米国留学の際、スーパーの掲示板にあった日本人教会の礼拝のチラシを見てとのこと。それだけで?との私の問いに、実は丹羽先生の「正栄」という名前で、「正しさ」について学生時代から思い巡らして来られ、大学生のときは別の宗教団体にも属していたと。しかし、死んだらどうなるということで行き詰まりを感じて、そこから離れたという経緯がその前にあったそうです。
ですから、初めて行ったキリスト教会も、人々の温かさを感じたこともあって、それから通うことにされたそうです。自分の力で生きる限界をはっきり知らされたのは、ガラテヤの信徒への手紙5:22-23の「御霊の結ぶ実」とは何かを語る聖書の言葉。そこに愕然とする他ないご自身の姿を見て、イエス様に従う事を決心したそうです。「降参する他なかった」と。そして、受洗に導かれたということです。
丹羽先生は、キリスト者になってからも正しくあろうとするばかりに、その歩みは決して順風満帆ではなかったと。でも、失敗や困難があっても、この信仰から離れる思いはなかったとも。
28歳の頃、エゼキエル書22:30の言葉によって、故郷への宣教の思いが与えられ、35歳で帰国してから、神学校へ。そこには、七尾の教会や神学校の方の祈りと支えがあったからとお話くださいました。
神学校を卒業されて、最初に遣わされたのがこちら、1984年創立の金沢西聖書教会。
初代の牧師が開拓伝道で始められた教会ですが、金沢市のベッドタウンとして特に若い世代が多くいる場所にあります。丹羽先生もこのようなところにある教会に遣わされたことに神様の御心を見出し、「キッズクラブ」という子供向けプログラムなどを通して、地域に開かれた教会にしようと教会の方と一緒に取り組み始めたところだとのこと。
ちょうど取材に伺った際も、夏休みのキッズクラブの集会の後。子どもたちがまだいる賑やかな中で取材を始めたのですが、そんな先生のお姿を通して気が付かされたのは、伝道困難地の一つとして知られる北陸にあって、このような地道な信頼関係づくりの大切さ。そこには、丹羽先生はじめ教会の方が大切にされたいと願っているキリストの愛を追い求める教会でありたいとの思いだとあらためて感じた取材でした。

取材日:2016年8月20日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

聖書教会連盟金沢西聖書教会
伝道師:丹羽正栄(にわ しょうえい)
住所:石川県野々市市御経塚(おきょうづか)2-258
電話:076-249-1763
教会HP:http://kanazawanishichurch.org/
集会案内
・主日礼拝 毎日曜日 午前10:30~
・教会学校 毎日曜日 午前9:45~
・ご婦人の祈り会 毎水曜日 午前10:30~
・聖書の学びと祈り会 毎水曜日 午後7:30~
・キッズ・クラブ(小学生を対象にした聖書のお話やゲームや工作、歌など)
第1土曜日 午前10:00~
※この他毎年10月後半頃に特別伝道聖書講演会や12月にはクリスマスコンサートがあります。詳しくは教会まで。

教会を後にして、近くのショッピングセンターで遅めの昼食を取っていたら、乗るはずの列車に乗り遅れてしまいました。地方ではこれが命取りなんですよね。次の列車だと夕方の予定に間に合わず、そこからコミュニティバスに乗り、路線バスに乗り継いで、さらに走って…汗だくになりながらも何とか事なきを得ました。まさにローカル路線バス乗り継ぎの旅のような状況に…
何事も早め早めの大切さが身にしみた日でした。