• 今あるはただ神の恵み

二つ目の取材先はカトリック西舞鶴教会です。
JRにて、隣駅の西舞鶴に移動し、徒歩にて教会に向かいました。歩くこと15分ほどで、西舞鶴教会に到着し、主任司祭の谷口秀夫神父にお話を伺いました。

JRおよび京都丹後鉄道西舞鶴駅

ここ丹後もかつてはキリシタンが多くいた土地とのこと。明治になってキリシタン禁制が解かれ、1871年に京都の河原町教会の司祭が、長崎のように信徒発見を期待して近江から若狭、そして丹後を旅したくらいであったそうです。しかし、それは叶わず、その後パリ外国宣教会のルラーブ神父という方が、1888年に宮津、そして1891年に舞鶴に教会を立てたのが、こちらの教会の出発点です。

また、教会とJR西舞鶴駅の途中に田辺城の城門が復興されて資料館となっていました。この田辺城はキリシタンで有名な細川ガラシアの夫の細川忠興の父、細川藤孝(幽斎)が築いた城で、細川家が国替えとなった後に入った京極高知はその兄とともにキリシタン大名であったそうで、この兄弟の母が京極マリアと呼ばれた熱心な信徒で、そのため丹後ではキリスト教の宣教が大きくおこなわれたのではないかと谷口神父様は話されていました。

舞鶴市にはもうひとつ東舞鶴にもカトリック教会があり、その両方とも谷口神父が属しておられるレデンプトール修道会が司牧と宣教に当たっているとのことです。
その谷口神父様は、ここ西舞鶴教会のご出身なんだそうです。学校を出られてから、カトリック教会の働きとしてスタートした舞鶴市にある「真愛の家」という老人ホームで働き、そこで教会の方々の勧めもあって司祭の道に。確固たる自信など何もなかったので、主の招きならば必ず道が開けると信じて歩んだとのことです。

谷口神父様が属しておられるレデンプトール会は、カトリック教会で倫理神学の父とも呼ばれる、イタリア人の聖アルフォンソ・デ・リゴリが1732年ナポリで始めた働きです。それは、イタリア南部の貧しいアウトローのために救霊の思いを持って主イエスの働きを担うことでした。谷口神父様も、やはり、その心に生ききりたいと願っておられます。

近世以降、国や社会の制度を整えることと合わせて行われてきたキリスト教会の宣教。
片や、超高齢化を迎える先進国の中で信仰を伝えるため、新しいあり方を模索しなければならない私たちにとって、教会の原点を見つめ直すことの大切さを感じる取材となりました。

取材日:2016年10月22日
※最新の情報に関しては、教会に直接お問い合わせください。

カトリック西舞鶴教会
住所:京都府舞鶴市北田辺65(駐車場あり)
交通案内:JR西舞鶴駅より徒歩15分
電話:0773-75-2295
司祭:谷口秀夫
司教区HP内案内:http://www.kyoto.catholic.jp/new/kyokai/index.html
集会案内
・主日ミサ 第1・3・5日曜日 午前9時〜、第2・4日曜日 午前11時〜
・英語ミサ 第1日曜日 午後3時〜
・アルファコース(キリスト教講座) 毎月曜日 午後2時〜

カトリック東舞鶴教会
住所:京都府舞鶴市浜1593
電話:0773-62-1133
司教区HP内案内:http://www.kyoto.catholic.jp/new/kyokai/index.html
集会案内
・主日ミサ 第1・3・5日曜日 午前11時〜、第2・4日曜日 午前9時〜