• 今あるはただ神の恵み

礼拝を終えてから、再び京都市へ。バスに乗ること約2時間でJR京都駅に無事到着し、ここからこの日一つだけの取材先に向かいます。

目指す教会は日本基督教団室町教会。牧師の浅野献一先生をお訪ねしました。
地下鉄烏丸線に乗り、8分ほどで最寄り駅の「丸太町」駅に着き、そこから徒歩3分ほどのところに室町教会はあります。

室町教会の創立は1889年。米国の長老教会の宣教師によって始められ、先の戦争を前後して日本基督教会、そして日本基督教団の教会として歩んできた京都でも歴史ある教会の一つです。
礼拝堂は建築から23年ほどということですが、落ち着いた雰囲気の建物に長老教会の伝統を感じ、周りの雰囲気ともあいまって素敵な佇まいでした。また、すぐ道路に面したところに「むろまち講演会―特別キリスト教講演会」なるものの立て看板が。浅野先生のお話しでは毎年秋にキリスト教に関係ある講師を招いて講演会をされているそうです。この他にも室町教会では教会員のご家族による古典落語の「室町寄席」も行っていたり、教会学校をパワーアップして夏の子ども会や子どもクリスマス会なども企画し、地域に開かれた活動をされています。浅野先生はさぞや活動的かと思われるかもしれませんが、「自分の力ではなく、神様に委ねていくだけ」と温和に語っておられたのが印象的でした。じつは、先生ご自身、一度病を得て、そこから今神様に牧師として再び立たせていただいたという経験がおありだからかも知れません。

北海道は旭川のご出身の浅野先生は、クリスチャン家庭で育ち、大学4年の時に受洗するも、あまり熱心に教会へは行っていなかったとのこと。しかし、社会人として働き始めてから数年後に原因不明の熱で入院まですることになって、死を意識するほど不安を感じたそうです。そこで、やはり自分がしたいことをしようと思い、当時通われていた教会での神学の学びを本格的にしたいと思われて、牧師の勧めもあって同志社大学の神学部へ。始めは、牧師になる思いはなかったけれど、やっぱりこれしかないなと思われたとのこと。伝道師、牧師として、その道を歩んで来られた浅野先生だったのですが、その中で病を得て、療養のために1年休まれる経験をされたそうです。その後、学生時代に通われていた室町教会の牧師として再びその歩みを始められました。
弱さを知って、キリストの十字架を再び仰がれたのだとお話を聞きながら神様の愛を感じました。

地元の方はもちろん、観光で京都へお越しの際は、室町教会においでになってみてください。

日本基督教団室町教会
住所:京都府京都市上京区室町通丸太町上る大門町270 (駐車場あり)
交通案内:地下鉄「丸太町」駅2番出口より徒歩3分
電話:075-231-3343
牧師:浅野献一
HP:http://muromachi-church.org/
集会案内
・主日礼拝 毎日曜日 午前10:15~
・夕の礼拝、祈りのとき 毎日曜日 午後5:30~
・教会学校(幼~小) 毎日曜日 午前9:00~
・キリスト教基本講座 毎日曜日 午前9:30~
※この他、室町寄席(毎年6月頃)、むろまち講演会(秋頃)、夏の子ども会、子どものクリスマス、キャンドルサービス(12/24)などあります。詳しい日程は教会へお問い合わせください。